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イランは、2015年の核合意立て直しに向けた米国の提案に対し「建設的な」回答を送付したと、国営イラン放送(IRIB)が伝えた。

それによると、外務省のカナニ報道官は「(イランが)送付した文章には交渉成立を目指す建設的なアプローチが取られている」と述べた。

米政府当局者は匿名を条件に、イランの回答を受け取ったことを明らかにしたが、内容には触れなかった。ロイターは米国務省にコメントを求めたが、現時点で回答を得られていない。

イランの回答は交渉の調整役を務めている欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表に送られたという。IRIBはそれ以上の詳細を明らかにしていない。

EUの外相に当たるボレル氏は先月上旬、核合意再建に向けた交渉の行き詰まりを克服するための最終文書をEUが提示したと明らかにした。

イランのアブドラヒアン外相は先月末、核合意再建について、米国の一段と強い保証が必要との考えを示した。

イラン核合意は、イランが核開発を制限する見返りに、各国が制裁を解除するものですが、アメリカのトランプ前政権の一方的離脱で機能不全に陥り、立て直しに向け、協議が続いています。

イラン外務省のキャンアニ報道官は2日、声明を発表し、仲介役のEUが先月、示した妥結案について、EU側に回答したことを明らかにしました。

回答の詳しい内容は明らかになっていませんが、声明では「建設的な方法を盛り込んだ」と主張しています。

ただ、核合意の立て直しをめぐってイランのライシ大統領は、イラン国内の申告されていない複数の場所から、核物質が見つかった問題を受けたIAEA国際原子力機関の調査の中止が、妥結の条件だとする考えを示しているほか、アブドラヒアン外相は、アメリカが再び離脱する可能性を念頭に「合意を持続可能にする強い保証が必要だ」と求めています。

こうした点で、アメリカとの立場の隔たりは依然として大きいと見られ、双方がどこまで歩み寄れるかは不透明です。

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