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米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は27日、デジタル金融資産について、公平な競争環境を確保し消費者を保護するために適切な規制が必要との見解を示した。

パウエル議長はフランス銀行(中央銀行)主催のデジタル金融に関する討論会にオンラインで参加し、「分散的な金融エコシステムには透明性の欠如という非常に重大な構造的問題が存在する」と指摘。暗号通貨のような分散型金融の拡大に伴い「適切な規制が必要となる」と語った。

さらに、ステーブルコイン(法定通貨を裏付け資産とする仮想通貨)は暗号通貨とは異なるものの、慎重な監視が必要という認識も示した。

セントルイス地区連銀のブラード総裁は27日、連邦準備理事会(FRB)の2%の物価目標を緩和すればFRBの信用が失墜し、「世界中に混乱をもたらす」と述べた。

インフレを目標まで完全に低下させることに伴う痛みを軽減する方法としてFRBが目標を上回るインフレを許容する可能性があるかとの質問に対し、「主要な中銀が国際標準から逸脱することは、インフレに関して世界中に混乱をもたらす」と指摘。「それは金利がより長期にわたり高水準で推移することを意味するだろう」とした。

フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は27日、米国での住宅不足がインフレ圧力の高まりの主因と述べた。

フィラデルフィア地区連銀のウェブサイトに掲載された論文で「グレートリセッション(大不況)以来、米国では物価上昇を比較的緩やかに保つのに十分な住宅が建設されていない」と指摘。この住宅不足が「わが国を悩ませている過度に高水準なインフレの主因になっている」とした。

また「インフレはわれわれの経済におけるほとんどの商品やサービスにおいてあまりにも高すぎる」とし、FRBは「インフレを安定させ、経済を長期にわたってより強固なものにするために取り組んでいる」とした。

ハーカー総裁は今年、連邦公開市場委員会(FOMC)の投票権を持っていない。

#FRB#金融政策