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カタールエナジーとコノコフィフィップスは29日、年間200万トンの液化天然ガス(LNG)を2026年から少なくとも15年間、ドイツに輸出する2件の売買契約に調印した。

ハーベック独経済相は記者団に対し、カタールから購入する今回の合意に満足しているとし、「15年は素晴らしい」と述べた。

ただドイツは2045年までのカーボンニュートラル(炭素中立)を目指しており、将来購入できるガスの量に制限があるとも発言した。目標達成には2030年代半ばからガスの消費を減らす必要があるという。

LNGはドイツのブルンスビュッテルで建設中のLNGターミナルに輸出される。

これは、カタールの国営エネルギー会社カタールエナジーが29日、記者会見で明らかにしました。

それによりますと、カタールエナジーは2026年から15年間、ドイツへ年間、最大で200万トンのLNGを供給するということです。

ドイツは輸入する天然ガスのうち55%をロシア産が占めていましたが、ウクライナへの軍事侵攻を受けてロシア依存からの脱却を進める方針を打ち出し、世界有数の輸出国カタールに供給を働きかけてきました。

ドイツメディアによりますとドイツにとっては初めての長期間の供給になるということで、ロシアへのエネルギー依存からの脱却に向け一歩前進したかたちです。

ドイツのエネルギー政策を担当するハーベック経済・気候保護相は「15年の契約はすばらしい」と述べ、発表を歓迎しました。

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