「COP15」生物多様性保護に向け 2030年までの目標を議論 #nhk_news https://t.co/nhhV2xvS5d
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年12月11日
190を超える国と地域が参加して、カナダのモントリオールで今月7日から始まっている「COP15」は、2010年に名古屋市で開催のCOP10で採択された「愛知目標」の後継となる2030年までの目標を決める節目の会議と位置づけられています。
「愛知目標」では、絶滅危惧種を守ることなど2020年までに取り組む20の目標が合意されましたが、国連はおととし、その多くが達成できなかったとする報告書を公表しています。
今回の会議では、生物の多様性を回復軌道に乗せるため、2030年までに世界全体で陸域と海域のそれぞれ30%以上を保全地域とする「30by30」という目標に、各国が合意できるかが大きな焦点になっています。
国連の報告書では、世界の保全地域は2020年8月までで陸域でおよそ15%、海域で7%余りにとどまるとされ、会議では保全に向け必要な資金を各国がどう負担していくかや多様な生物の保護に向けて企業が果たすべき責任などについても話し合われます。
日本からは西村環境大臣が、15日からの閣僚級会合に出席する方向で調整が進められています。
COP15は19日までの日程で開かれる予定です。