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イランの核開発を制限する見返りに国際社会が制裁を解除する核合意をめぐっては、アメリカがトランプ政権下で一方的に離脱したものの、バイデン政権になって両国が立て直しに向けた間接協議を行っています。

こうした中、バイデン大統領は先月、中間選挙の応援で西部カリフォルニア州を訪れた際に撮られたとされる映像で、核合意をめぐって「すでに死に体だ。ただ公表していないだけだ」と述べています。

発言は協議を続ける中で行われただけに、ホワイトハウスのカービー戦略調整官は20日、記者団に対し「協議は現時点ではわれわれの関心の中心ではないし、交渉がすぐにまとまるとは思えない。大統領の発言はそういう意味だ」と述べて釈明しました。

そして、核合意をめぐる交渉は立場の隔たりからもともと難航している上にウクライナ情勢をめぐってイランがロシアに軍事的な支援を行っていることなどから、進展がみられる状況ではないと指摘しました。

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