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ことし4月で任期が切れる日銀の黒田総裁の後任に、岸田総理大臣は、日銀の元審議委員で経済学者の植田和男氏を起用する意向を固めました。学者出身の総裁は戦後初めてで、新体制の日銀がどのようなスタンスで金融政策の運営に臨むのか市場は注目しています。

植田氏は71歳。東京大学理学部を卒業後、マサチューセッツ工科大学大学院などで研究活動に取り組み、東京大学経済学部の教授を務めました。

その後、日銀の審議委員を務め、「ゼロ金利政策」や「量的緩和政策」の導入を理論面で支えました。2017年からは共立女子大学の教授を務めています。

日銀総裁の交代は10年ぶりで、賃金の上昇をともなって物価が安定的に上昇する経済の好循環をいかに生み出し、大規模な金融緩和の副作用にどう対応するのかという難しい課題に取り組むことになります。

また、新たな副総裁には、前金融庁長官の氷見野良三氏と日銀理事の内田眞一氏を起用する意向です。

政府は、3人の人事案を来週14日に国会に提示することにしています。

日銀の黒田総裁の後任に、日銀の元審議委員で経済学者の植田和男氏の起用が固まったことについて、アメリカの有力紙、ウォール・ストリート・ジャーナルは「学者としての経歴をもつ植田氏は、伝統的に財務省か日銀の出身者が就任している日銀の総裁としては異例だ」として驚きの人事だと伝えています。

そのうえで、植田氏を「積極的な金融緩和の提唱者」と紹介し、日銀の審議委員を務めていた際には1999年に導入されたゼロ金利政策を支持していたことで知られ、学者としては日本の個人消費や企業の設備投資の需要の不足を解消するために中央銀行が積極的に行動するべきと主張していたと報じています。

また、アメリカの大手メディア、ブルームバーグも、「世界のトレーディングフロアで『植田和男氏とは誰だ』という声が鳴り響いた」として、投資家が植田氏について急いで情報を集めていると報じるなど、アメリカのメディア各社が起用について驚きをもって伝えています。

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#日銀(植田総裁・起用)