“弁護士からセクハラ” 舞台俳優の女性 損害賠償求め提訴 #nhk_news https://t.co/FHXGF76g2B
— NHKニュース (@nhk_news) 2023年3月3日
演劇界のハラスメント防止の活動に取り組んできた弁護士からセクハラを受けたとして、舞台俳優の女性が弁護士に対し損害賠償を求める訴えを東京地方裁判所に起こしました。
訴えを起こしたのは、舞台俳優で、演劇界のセクハラをなくすための活動に取り組んでいる知乃さんです。
第二東京弁護士会に所属する馬奈木厳太郎弁護士に自身の活動への支援や裁判の代理人を依頼する中で、体を触られたり、性的な関係を強要されたりして精神的な苦痛を受けたと主張して1100万円の賠償を求めています。
依頼者に対する弁護士の優越的な立場を利用したものだと訴えていて、弁護士会に懲戒請求もしているということです。
知乃さんは、記者会見で「依頼者として遠慮があり、あからさまに拒絶することができなかった。弁護士としてハラスメント対策の講習なども行っていながらこうした行為に及んでいて、怒りを覚えます」と話していました。
馬奈木弁護士は2010年に弁護士として登録し、演劇界のハラスメント防止などに取り組むほか、原発事故の避難者などが国と東京電力に賠償を求めた集団訴訟で弁護団の事務局長も務めていました。
馬奈木弁護士は1日、自身のブログに文書を掲載し、依頼者に対してセクハラを行っていたことを公表し、謝罪しました。
この中で馬奈木弁護士は、依頼者だった女性に好意を抱き、性的な関係を誘うようなメッセージを送るなどしていたとして、「依頼を受けていた裁判の対応にまで言及して、その方を追い込み苦しめてしまいました」と明かしました。
そのうえで、「被害を訴えづらいハラスメント被害の相談を受けてきた者として、被害者の方々の信頼を裏切ってしまった。人として許されない行為で深く謝罪します」として、今後はハラスメント講習の講師などは一切行わないとしています。
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