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先月日本を訪れた外国人旅行者は181万人余りと、前の月より34万人増加しました。

東京・浅草にある忍者の修行体験ができるカフェでも、先月ごろから外国人観光客の来店が急激に増え、人手の確保に頭を悩ませています。

一方、観光客に人気の神奈川県鎌倉市では、ごみのポイ捨てや交通への影響などへの懸念の声があがっています。

3月は前月より34万人余増 23%増

日本政府観光局によりますと先月、日本を訪れた外国人旅行者は推計で181万7500人と前の月より34万人余り、率にして23%増えました。

コロナ禍前の2019年の同じ月と比べると、34%少ない水準ですが、去年10月に観光目的の個人旅行が解禁されるなど、水際対策が大幅に緩和されたことで外国人旅行者の数はこのところ大きく増加しています。

東京・浅草では

外国人旅行者が増加する中、東京・浅草にある忍者の修行体験ができるカフェでも先月ごろから外国人観光客の来店が急激に増えています。

19日も午前10時の開店直後にタイとインドから来日した家族連れなど6人が来店しました。

忍者の衣装に身を包んだ外国人観光客たちはスタッフ忍者の指南を受け、手裏剣投げや吹き矢などの修行を体験していました。

タイから訪れた男性は「とてもよかった。また来たい。子どもたちもとても喜んでいる」と話していました。

このカフェでは新型コロナウイルスの感染拡大前、連日多くの外国人観光客でにぎわいましたが、その後は予約が入らない日もありスタッフの忍者や営業日を減らすなどして対応してきました。

そして、去年10月に水際対策が緩和されたあとは毎日の営業を再開し、10月の来店客は300人ほどでした。

その後、先月ごろから外国人の予約が急激に増え始め、先月の来店客はコロナ前に匹敵する1000人を超えたということです。

一方で来店客に応対するスタッフ忍者を一時、2~3人まで減らしていたため、すぐに集めることが難しく、最近は予約を断らざるをえないケースも出てきたということです。

いまは10人を確保して営業を続けていますが、大型連休を控え来月もすでに予約が入り始めているということで、人手の確保に頭を悩ませています。

忍者カフェの齊藤雅大代表は「特に3月、4月は予約がすごい勢いで増えていて準備が全く追いついていない感じです。一にも二にも一緒にお客様と修行する忍者が足りないと営業が成り立ちません。忍者をどれだけ集められるかが課題です」と話していました。

神奈川・鎌倉では

JR鎌倉駅鶴岡八幡宮を結ぶ小町通りはだんごやクレープなどをテイクアウトで販売する店が立ち並び、食べながら歩く外国人観光客も目立ちます。

一方で、串や包装紙などのごみが商店街の歩道や路地に捨てられるケースが相次ぎ、問題となってきました。

地元の商店会では対策として4年前に日本語と英語で「鎌倉の思い出はゴミと一緒に持ち帰りましょう」と書かれた耐水性の紙袋を無料で配布し、ごみの持ち帰りを呼びかけていました。

商店会はごみを持ち帰る習慣が少ない外国人観光客が増えるのに伴って、ポイ捨てが再び増えるのではないかと懸念しています。

商店会では今後も▽紙袋に表記する言語を増やして改めて配布するほか、▽ポイ捨て防止を呼びかけるチラシを店頭に貼るなどして観光客へのマナー向上を訴えていきたいとしています。

鎌倉小町商店会の今雅史会長は「食べ歩きで出たごみは思い出の1つとして持ち帰ってほしい。外国人観光客は日本人のポイ捨てをまねたりごみを持ち帰る習慣がない国の人もいたりするので、ごみの持ち帰りをどう伝えるかが課題だ。対策に決め手がないので解決策を探っていきたい」と話していました。

アニメの舞台では

人気アニメに登場する鎌倉高校近くの江ノ島電鉄の踏切には、アニメと同じシーンを写真に収めようと連日、韓国などアジアから多くの観光客が訪れています。

マレーシアから新婚旅行で訪れたという20代の夫婦は「初めて来ました。アニメに登場する踏切ですし、海もきれいなので写真を撮影するにはいい場所です」と話していました。

一方で、観光客の中には車道に座り込む人や踏切の警報機の音と同時に遮断機に近づき、スマートフォンで通過する電車を撮影する人もいるということで、きょうも警察官が歩道で撮影するよう注意を呼びかけていました。

鎌倉市都市計画課は「車や電車の通行の妨げにならないよう、写真の撮影は歩道でお願いしたい。踏切には危険なので絶対に近づかないでほしい」と話しています。

日本での消費額 1~3月で1兆円超 顕著な回復傾向に

観光庁は19日、外国人旅行者が、日本で消費した金額についても調査結果を公表しました。

それによりますと、ことし1月から3月までに外国人旅行者が消費した金額は、速報値で1兆146億円と推計されています。

これは、コロナ禍前の2019年の同じ時期と比べて、11%少ない水準ですが、観光庁は、顕著な回復傾向にあるとしています。

国や地域別では、▽韓国からの旅行者が1999億円と最も多く、次いで▽台湾が1535億円、▽中国が1069億円、▽香港が1054億円などとなっています。

政府は、できるだけ早い時期にコロナ禍前を上回る年間5兆円のインバウンド消費を目指すとしていますが、外国人旅行者の消費額が今後さらに拡大するか注目されます。

今後 中国からの旅行者が増えるか?

また、国や地域別に、先月日本を訪れた外国人旅行者は、▽韓国が46万6800人と最も多く、次いで▽台湾が27万8900人、▽アメリカが20万3000人、▽タイが10万8000人などとなっています。

日本政府観光局は、先月、外国人旅行者が増えた理由について、サクラが見頃となるシーズンに日本を訪れる人が多かったためではないかと見ています。

一方、中国からの旅行者は、前の月のおよそ2倍の7万5700人でした。

中国からの旅行者は、2019年には外国人旅行者全体の3割を占めていただけに水際対策の緩和に伴って今後、さらに増えるかが焦点となります。

ウガンダ国籍で、現在、関西に住む30代の女性は、同性愛者であることを理由に現地の警察に逮捕され、暴行によって大けがをするなどの迫害を受けたと訴え、3年前日本に逃れましたが、難民と認められずに強制退去を命じられたことから、国に裁判を起こして難民認定を求めていました。

大阪地方裁判所は先月「ウガンダでは同性愛者を処罰するに等しい刑法がある以上、処罰や身体拘束をされうると推認せざるを得ない。女性が帰国すれば迫害を受けるおそれがある」として、国に難民と認めるよう命じ、判決が確定しました。

これを受けて、大阪出入国在留管理局は19日、女性を難民と認定し、その証明書と在留カードを交付しました。

難民と認定された女性は「明るい未来を考えることができるようになりました。すごく気分がいいです。これまで支えてくれた人に、ありがとうともう一度言いたい」と話していました。

大阪出入国在留管理局は「判決確定を受け、これまで上級庁とも協議の上、適切に本日対応させていただいた」とコメントしています。

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