https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

国連の安全保障理事会でガザ情勢をめぐる緊急会合が開かれ、イスラエル軍の攻撃で国際的なNGOのスタッフが死亡したことについて、各国から厳しく非難する発言が相次ぎ、さらにイスラエルが先週安保理で採択された停戦を求める決議に反して攻撃を続けているとして、多くの国が不満を表明しました。

5日に開かれた安保理の緊急会合では、ガザ地区で食料支援活動にあたっていた国際的なNGOのスタッフ7人がイスラエル軍の攻撃で死亡したことについて、各国からイスラエルを厳しく非難し徹底した調査を求める声が相次ぎました。

多くの国がこれまでに人道支援にあたるスタッフ200人以上が死亡していると指摘し、イスラエルを擁護してきたアメリカの代表もイスラエル人道支援スタッフや市民を十分に保護してこなかったことを深く懸念している」と述べました。

またアルジェリアのベンジャマ国連大使イスラエルNGOの7人には謝罪したが、殺害された多くのパレスチナ市民に謝罪しないのはなぜだ」と厳しく非難しました。

さらに各国からは、イスラエルが先月、安保理で採択されたイスラム教の断食月の期間中の停戦を求める決議に反して攻撃を続けているとして強い不満が表明され、ガイアナのロドリゲスバーケット国連大使「遺憾にも決議は完全に無視され、人道状況は悪化している」と訴えました。

これに対してイスラエルのエルダン国連大使は、NGOのスタッフが死亡した攻撃については遺憾の意を表明したものの、ハマスがガザを支配し続ける限り紛争は解決しない」と述べて、戦闘を続ける姿勢を改めて示しました。

ガザ地区で食料支援にあたっていた国際的なNGOのスタッフ7人がイスラエル軍による攻撃で死亡したことを受け、イスラエル軍は高官2人を解任すると発表しましたが、NGO側は独立した調査委員会の設置を求め、このままでは失敗や謝罪が繰り返されることになると改めて批判しました。

ガザ地区で去年10月にイスラエル軍イスラム組織ハマスの戦闘が始まってから7日で半年となりますが、地元メディアは5日も広い範囲でイスラエル軍による激しい攻撃があり、多くの死傷者が出ていると伝えています。

地元の保健当局はこれまでの死者が3万3091人になったと発表しました。

犠牲者が増え続ける中、イスラエル軍は5日、国際的なNGO「ワールド・セントラル・キッチン」のスタッフ7人が死亡したのは深刻な過ちだったと認め軍の高官2人を解任すると発表しました。

これに対しNGO側はイスラエル軍ガザ地区でのみずからの失態について信用できる調査は行えない」として独立した調査委員会の設置を求めるとともに、このままでは失敗や謝罪が繰り返されることになると改めて批判しました。

一方、今月1日にシリアにあるイランの大使館がイスラエルによるとみられる攻撃を受けたことについて、イランが支援するレバノンイスラムシーア派組織ヒズボラの最高指導者は「イランからの反応は避けられない。ダマスカスで敵が犯した愚かな行為は、勝利への扉を開くだろう」などと述べ、イスラエルをけん制しました。

イスラエル軍は5日、レバノン南部のヒズボラの拠点への攻撃を行ったなどとしていて、地域の緊張がいっそう高まっています。

親イラン武装組織ヒズボラの指導者ナスララ師は5日、イスラエルがシリアにあるイラン大使館周辺を空爆したことは、パレスチナ組織ハマスイスラエルに対する奇襲攻撃を行った昨年10月7日以来の「転換点」になると述べた。

今月1日のシリア首都ダマスカスのイラン大使館周辺への攻撃で、イラン革命防衛隊の精鋭部隊のメンバー7人が死亡。イランは報復を表明している。

ナスララ師はテレビ演説で、イスラエルを「罰する」としているイランの権利を支持するとした上で、イランは間違いなくイスラエルに報復すると述べた。

国務省の広報官は、米国はシリアにおけるイスラエルの攻撃でイラン将軍が死亡したことに関する書面をイランから受け取ったことを確認した。

米国はイランに対し「これを米国の人員や施設を攻撃する口実に利用しないよう」警告して応じた。

「私たちは『尋ね』ませんでした。」

米国は通常、外交メッセージについてはコメントしない。米国とイスラエルはイランの報復を警戒している。

バイデン米大統領は5日、今週末エジプトの首都カイロで行われるパレスチナ自治区ガザでの停戦などを目指す新たな協議での合意に向け、イスラム組織ハマスに圧力を掛けるよう、エジプトとカタールの首脳に要請した。

米当局者によると、バイデン大統領はエジプトのシシ大統領とカタールのタミム首長に書簡を送り、「交渉で合意し、合意内容に従うというコミットメントをハマスから取り付けるよう両氏に促した」という。

カイロの協議には、米中央情報局(CIA)のバーンズ長官率いる米代表団も参加する。

ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官によると、バイデン大統領はイスラエルネタニヤフ首相と行った4日の電話会談でも、早期合意の実現に向け、カイロ入りする交渉団に権限を与えるよう求めていた。

直近の協議では、ハマスに拘束されている病人や高齢者、負傷者の人質解放と引き換えに6週間の停戦に合意するという提案が出されていたが、交渉は数週間にわたり停滞している。

国連の人権理事会は、ガザ地区での停戦や、イスラエルへの武器の売却停止を求める決議を賛成多数で採択しましたが、アメリカなどが反対し、日本は投票を棄権しました。

国連の人権理事会は5日、スイスの国連ヨーロッパ本部で、ガザ地区の人権状況をめぐる決議案の採決を行いました。

決議案は、ガザ地区での停戦やイスラエルによる封鎖の解除を求めるとともに、さらなる人権侵害を防ぐためとして、すべての加盟国に対しイスラエルへの武器や弾薬などの売却や移転を停止するよう求めています。

採決の結果、28か国の賛成多数で決議は採択されましたが、イスラエルに武器を輸出しているアメリカやドイツを含む6か国は「ハマスへの非難の言及がない」などとして反対しました。

また、日本は当事者からのさらなる説明が必要だなどとして投票を棄権しました。

採択後、パレスチナの代表は、決議の採択に感謝する一方で、「決議案に反対票を投じた国や、棄権した国の立場は理解しかねる」と述べました。

イスラエルへの武器輸出をめぐっては、ガザ地区の人道状況が悪化する中、カナダやスペインなど、新たな輸出を凍結するなどの方針を打ち出す国も出ています。

#豚やんか

アメリカのハンバーガーチェーン大手、マクドナルドは、イスラエルで、フランチャイズの店舗を運営する企業を買収することで合意したと発表しました。欧米のメディアは、現地の店舗がイスラエル兵に無料で食事を提供したことに反発して中東などでボイコットが広がったことが背景にあると伝えています。

マクドナルドは4日、イスラエルで225のマクドナルドの店舗をフランチャイズで運営する会社、「アロニアル」を買収することで合意したと発表しました。

この会社は現地で30年以上にわたってフランチャイズの店舗を運営し、5000人を超える従業員を雇っていて、マクドナルドは買収後もこれまでと同じ条件で雇用を維持するということです。

買収の背景として、欧米のメディアは、去年10月にイスラエルイスラム組織ハマスの軍事衝突が起きて以降、この会社がイスラエル兵に無料で食事を提供したことに反発して中東などでボイコットが広がり、業績が悪化していたことがあると伝えています。

イスラム教徒が多い国々ではイスラエルの企業の商品をボイコットする動きも出ていて、軍事衝突が続いている影響が企業の経営にも広がっています。

#1レスチナ(ガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・183日目②)

イスラエルイスラム組織ハマスの戦闘が始まってから7日で半年となります。
ガザ地区では6日にかけてもイスラエル軍による空爆で死傷者が出たと伝えられるなど、犠牲者が3万3000人を超えてもなお戦闘が続き、人道危機が深まっています。

ガザ地区での戦闘は7日で半年となりますが、6日にかけても広い範囲でイスラエル軍による空爆などがあり、地元のメディアは複数の死傷者が出ていると伝えています。

ガザ地区ではこれまでに3万3091人が死亡したほか、国連などは人口の半数以上が飢きんの瀬戸際にあるなどとしています。

人道危機が一層深刻化する中、アメリカのニュースサイト「アクシオス」は、アメリカのバイデン大統領が今月5日に、仲介国のエジプトやカタールに対してハマスが戦闘の停止や人質の解放に向けた交渉で合意に応じるよう、圧力をかけることを求める書簡を送ったと報じました。

交渉は今週末にエジプトで行われると伝えられていて、双方の立場の隔たりが依然として大きい中、合意の糸口が見いだせるかが焦点となります。

一方、エルサレムでは6日にかけて旧市街のイスラム教の聖地にある「アルアクサ・モスク」周辺に集まっていた大勢のイスラム教徒に対して、催涙弾が放たれました。

イスラエルの警察は群衆がテロを扇動しようとしていたなどとして、16人を拘束したとしていますがさらなる反発の強まりが懸念されます。

#1レスチナ(ガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・184目①)