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フィリピンのマルコス大統領は、10日にラオスで開かれる中国とASEAN東南アジア諸国連合の首脳会議を前に、南シナ海で威圧的な行動を強める中国を念頭に、「見て見ないふりをしないように」と加盟国に呼びかけていたことが、フィリピン政府の内部文書で明らかになりました。

ASEANの一連の首脳会議はラオスの首都ビエンチャンで9日から始まり、2日目の10日は、南シナ海の領有権問題でフィリピンなどと対立する中国の李強首相がASEAN加盟国との首脳会議に出席します。

この会議を前に、フィリピンのマルコス大統領は9日、加盟国だけの首脳会議の場で「外部勢力の攻撃的で違法な行動に見て見ないふりをしないよう求める。沈黙することは、ASEANを衰退させる」と訴え、南シナ海で威圧的な行動を強める中国を念頭に、結束して対応にあたるよう加盟国に呼びかけていたことが、フィリピン政府の内部文書で明らかになりました。

外交筋によりますと、中国と経済的なつながりが強い一部の加盟国との間で、議長声明に盛り込む南シナ海問題についての文言をめぐって意見が対立しているということです。

マルコス大統領は「われわれを分断しみずからの目的のためにASEANを利用しようとする者の行動を無視してはならない」とも呼びかけていて、10日に開かれる中国とASEANの首脳会議でどのような議論が交わされるか注目されます。

#中比(比大統領「見て見ぬふりしないよう」・ ASEAN加盟国首脳会議)

#東南アジア