https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

中国・北京を訪れている秋葉国家安全保障局長は王毅外相と会談し、北朝鮮の部隊のロシアへの派遣をめぐる問題や、11月に南米で開かれる国際会議にあわせた日中首脳会談の実現に向けて意見を交わし、日中間のあらゆるレベルで対話を続けていくことで一致しました。

北京を訪れている秋葉国家安全保障局長は、4日に王毅外相と昼食を挟み4時間半にわたって会談しました。

会談後に取材に応じた秋葉局長によりますと、会談では北朝鮮の部隊のロシアへの派遣をめぐる問題で、ウクライナ情勢が東アジア情勢にも影響を及ぼしかねない事態を踏まえ、北朝鮮の後ろ盾となってきた中国側に深刻な懸念を伝えたということです。

また、東京電力福島第一原発にたまる処理水をめぐり、中国が全面的に停止していた日本産水産物の輸入を段階的に再開させることなどで合意したことを踏まえ、輸入再開に向けた具体的な道筋の検討を進めるよう求めたということです。

そして、南部・深セン日本人学校に通う児童が刃物で襲われ死亡した事件について取り上げ、日本側の懸念を伝えたということです。

さらに、11月に南米で開かれるAPECアジア太平洋経済協力会議G20=主要20か国の首脳会議にあわせた日中の首脳会談の実現に向けても踏み込んだやりとりを行ったということで、今後も日中間のあらゆるレベルで対話を続けていくことで一致しました。

中国側も会談の内容を発表

中国外務省は王毅外相と秋葉国家安全保障局長との会談の内容を「ハイレベル政治対話」として発表しました。

この中で王外相は「両国の関係は改善と発展の重要な段階にある。日本側は台湾問題での政治的な約束を厳守し、互いにパートナーであり、互いに脅威にならないという重要な共通認識を実行して、2国間関係の安定した長期的な発展を促進すべきだ」と強調しました。

そのうえで、中国外務省は会談の成果の1つとして「2つの重要な隣国の発展は密接に関係していて、経済は相互補完性が高く、『デカップリング』ではなく、ともに経済や貿易の協力を健全に発展させ、サプライチェーンの安定化を促進するべきだと双方が認識した」としています。

また、東京電力福島第一原発にたまる処理水をめぐって「両国の共通認識を踏まえたフォローアップを加速させることで合意した」としていて、日本産水産物の段階的な輸入再開に向け、中国側としても作業を加速させていく姿勢を示したものとみられます。

[
d1021.hatenadiary.jp

#日中(秋葉国家安全保障局長・訪中)
#日中(島第一原発処理水海洋放出)

d1021.hatenadiary.jp

#外交・安全保障