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インドネシア海軍は、ロシア海軍との初めてとなる合同軍事演習を開始しました。専門家は、主要国とのバランスを保つことで、国際社会での立場を強めるねらいがあると分析しています。

この演習は、インドネシア海軍がロシア海軍と初めて行ったもので、4日は、ジャワ島東部のスラバヤにあるインドネシア海軍の基地で式典が開かれました。

インドネシア国防省などによりますと、演習は、スラバヤ沖のジャワ海で11月8日まで行われ、フリゲート艦やコルベット艦など両軍合わせて7隻の艦船が参加し、海上での防衛力強化を目指すということです。

演習を指揮するインドネシア海軍艦隊のデニ・ヘンドラタ司令官は、報道陣に対し「われわれは特定の陣営に肩入れしていないことを示したい」と述べ、従来の全方位外交に変わりはないことを強調しました。

インドネシアのプラボウォ大統領は、就任前のことし7月にロシアを訪問してプーチン大統領と会談し両国関係のさらなる強化を確認していますが、インドネシアシンクタンク安全保障戦略研究所のハイルル・ファーミ共同創設者は、今回の演習についてインドネシアは、主要国との関係をバランスよく保つことで、国際社会における自国の立場を強化しようとしている」と指摘し、国益を最大化する取り組みの一環だと分析しています。

#露尼(合同軍事演習・全方位外交)

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フィリピンのテオドロ国防相は5日、東南アジア版北大西洋条約機構NATO)構想について、東南アジア地域における利益や同盟関係の相違を踏まえると現時点で創設は困難との見解を示した。

石破茂首相は首相就任前に「アジア版NATO」構想を提唱した。

テオドロ氏はマニラで開催された安全保障フォーラムで、東南アジア版NATOの可能性に関する質問に対し、東南アジア諸国連合ASEAN)の複雑な「二項対立と国益の乖離」が、統一的軍事同盟の設立を困難にしていると述べた。

「たとえば、われわれはASEAN以前に米国と防衛協定を結び、同志国と同盟関係を構築し続けている。他のASEAN諸国は中国と同盟を結んでいる」と述べた。

フィリピンは南シナ海の領有権問題と中国と対立し、フィリピン軍と中国海警局の衝突が起きている。

テオドロ氏は、ASEANは中国の海洋進出の「行き過ぎ」に取り組むべきとの立場。「南シナ海における中国の拡張的な活動や違法と認められる活動に関して、何らかの原則や反応を得ることは非常に良い第一歩であり、我々が取り組むべきことだ」とテオドロは語った。

#東南アジア版NATO

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#東南アジア