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滋賀県内にある7つの警察署で、拳銃や違法薬物といった事件の証拠品など3800点余りが、放置されていたことがわかりました。滋賀県警察本部は捜査に影響はなかったとしていますが、「誠に遺憾で、再発防止に努める」としています。

滋賀県警察本部によりますと、去年10月彦根警察署の倉庫で、証拠品の管理簿に載っていない拳銃のようなものが見つかったことから、一斉点検を行ったところ、7つの警察署で大量の証拠品などが放置されているのが見つかりました。

放置されていたのは拳銃や覚醒剤、現金といった証拠品のほか、捜査の資料など合わせて3829点で、およそ6割にあたる2241点については、何の事件に関わるものか分からないとしています。

警察署別では彦根警察署が最も多い2221点、次いで守山警察署、高島警察署の順になっています。

警察はおよそ70人の警察官に聞き取り調査を行いましたが、放置された原因は特定できませんでした。

捜査への影響はなかったとしています。

放置されていた証拠品などは、今後検察庁に送ったり、持ち主に返還したりするということです。

滋賀県警察本部の竹谷均刑事部長は、「誠に遺憾でおわび申し上げる。職員に対し管理を徹底するよう指導し、再発防止に努める」とコメントしています。

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