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アメリカのバイデン大統領は、銃を不法に購入した罪などに問われている息子のハンター・バイデン氏について、恩赦に署名したと明らかにしました。これまで、息子に恩赦は与えないとしてきましたが、2025年1月で大統領の任期を終えるのを前に、方針を一転させた形で波紋を広げそうです。

バイデン大統領の息子のハンター・バイデン氏は、2018年に違法な薬物を使用したにもかかわらず、使用していないと虚偽の申告をして銃を不法に購入した罪などに問われ、ことし6月、裁判所の陪審員が有罪の評決を下していました。

また、所得税を故意に支払わなかった罪などにも問われていて、アメリカのメディアによりますと、12月中に、いずれも量刑が言い渡される予定でした。

こうした中、バイデン大統領は1日に声明を発表し、ハンター氏について恩赦を与える書面にサインしたと明らかにしました。

声明の中でバイデン大統領は、ハンター氏が大統領の息子だという理由で、ほかの人とは異なる扱いを受け不当に重い罪に問われたと主張しています。

そのうえで、「アメリカ国民には、父親が、そして大統領が、なぜこの判断に至ったのか理解してもらいたい」として、国民に恩赦への理解を求めています。

バイデン大統領は、これまで司法の判断を尊重するとして、息子に恩赦を与えないと繰り返してきましたが、2025年1月に大統領の任期を終えるのを前に、方針を一転させた形で波紋を広げそうです。

トランプ氏 バイデン大統領の対応を非難

トランプ次期大統領はバイデン大統領が息子のハンター氏についての恩赦を発表したあとの1日夜、SNSに投稿し、バイデン大統領の対応を非難しました。

その中で、トランプ氏は4年近く前の2021年1月6日にアメリカの連邦議会にトランプ氏の支持者らが乱入した事件を念頭に「ジョーがハンターに与えた恩赦の中に1月6日の事件で何年も投獄されている人質は含まれているのだろうか?なんという司法の乱用と誤りだ!」と投稿し、バイデン氏が自分の息子を特別扱いしたとして、批判しています。

一方、そのトランプ氏も大統領として1期目の任期を終える前の2020年12月、いわゆる「ロシア疑惑」をめぐり有罪判決を受けた陣営の関係者らに対して恩赦を与えたり、減刑したりしたほか、脱税などで有罪判決を受けた長女イバンカ氏の義理の父親、チャールズ・クシュナー氏にも恩赦を与えていました。

このチャールズ・クシュナー氏はトランプ氏が先月30日、2期目の政権でフランスに駐在する新しいアメリカ大使に起用すると明らかにした人物です。

アメリカのトランプ次期大統領は実業家のブーロス氏をアラブ・中東担当の大統領上級顧問に起用すると明らかにしました。娘の義理の父親でパレスチナ側とのパイプもあると伝えられていて、みずからに近い人物を起用することで中東の安定を図る考えとみられます。

トランプ次期大統領は1日、アラブ・中東担当の大統領上級顧問に実業家のマサド・ブーロス氏を起用するとSNSで明らかにしました。

投稿の中で、ブーロス氏について「国際舞台で豊富な経験を持つ、成功した弁護士で、ビジネス界でも非常に尊敬されているリーダーだ。交渉がうまく、中東の平和の揺るぎない支持者だ」としています。

アメリカのメディアによりますとブーロス氏はレバノンアメリカ人で、大統領選挙では、激戦州でのアラブ系アメリカ人の票の取り込みに貢献したほか、パレスチナ暫定自治政府アッバス議長らパレスチナ側とのパイプもあるということです。

また、トランプ氏の次女、ティファニー氏の義理の父親で、トランプ氏としてはみずからに近い人物を起用することで混乱が続く中東の安定を図る考えとみられます。

トランプ氏は、11月30日にはフランスに駐在する新しいアメリカ大使に長女、イバンカ氏の義理の父親のチャールズ・クシュナー氏を起用すると明らかにしたばかりで、2日連続で親族を要職に当てる人事を発表したことになります。

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