2008-02-07 ■ 政治 政治 【正論】青山学院大学教授・袴田茂樹 国家のタガがはずれた日本 昨年秋にモスクワで、長年対日政策にかかわってきたロシア政府関係者と個人的に話をする機会があった。その人物は、安倍首相の辞任を非常に残念がっていた。彼は「安倍は国家戦略に対して明確な信念を有していたので、ロシアとしても本気で対応できた。しかし、彼が日本のマスコミにいじめられて辞任し、たいへん残念だ」と述べた。