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【正論】高崎経済大学教授・八木秀次 宮中祭祀廃止論に反駁する

 宮中祭祀の簡略化ないし廃止が唱えられるようになったのは今が初めてではない。既に昭和40年代の初めあたりから、入江相政侍従(後の侍従長)を中心に動きがあり、入江は昭和天皇の高齢を理由に新嘗祭の廃止や元旦の四方拝の簡略化などを画策し、一部は実現させている。その背景には入江自身の思想とともに、「無神論者」を自称した富田朝彦宮内庁次長(後の長官)の就任や、政教分離をテーマにした津地鎮祭訴訟に過度に反応して皇室から宗教色を排除しようとした宮内庁官僚の動きが指摘されている(メールマガジン「斎藤吉久の『誤解だらけの天皇・皇室』」)。