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【グローバル・インタビュー】「オバマ氏は信念の人」　シカゴ大学のダグラス・ベアード教授

彼がイリノイ州上院議員に出馬を決め、初めて開いたイベントには私を含め、応接間に８人しかいなかった。彼は私たち８人に向かって州上院議員として何をやるつもりかを語った。私以外の７人は彼の名前すら知らなかった。

彼はそれが正しいと思えば必ず実行する人物だ。揺ぎ無い信念を持っていて、不適切な妥協をする人物ではない。彼とは政策面でいろいろ意見が異なることはあるけれど、私は彼と彼の判断に常に敬意をもっている

皮肉なことだが、彼は最初、地元の黒人社会であまり人気がなかった。黒人指導者のジェシー・ジャクソン師がオバマ氏を好きでなく、民主党予備選の当初、地元のアフリカ系住民の新聞もオバマ氏を支持しなかったほどだ。

しかし、人生とは常に不確かなものだ。彼がもう１人のジミー・カーター（清新さで人気を集めながら内政・外交面で失敗したことで再選されなかった第３９代大統領）になってしまう恐れもまた否定はできない