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【古典個展】立命館大教授・加地伸行 ことばに託された真実見抜け

辞書における単語の説明文などというものは、ただ便宜的に一応のことを書いたものにすぎず、なんの権威もない

今は言葉の意味を改変することによって言い逃れしたり、自分の利益を図ろうとする者が問題になっていて、その連中を拘束するには規範の意味を明らかにしなければならない。
訓詁解釈ではダメ、それも辞書を根拠にするのはもっての外、というのはその通りだけれども、「一応のこと」すらごまかしてる(加地さんが言ってるような「高尚」なことが問題になっているのではない)のだから、そこを共通の基礎として示しておく必要があるのです。
著名人に聞く――国語辞典と『明鏡』

養老孟司
ことばは「定義できる」と思いこんでいる人が多いのです。

「定義できない」のではなくて、「多義的に用いられる」のです。
しかし、そうした中で「ことばに託された真実」を見抜いていかなければならないのです。
養老孟司は「ことばに託された真実」はないと考えています。