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私は今から六十有余年前、浪曲家として芸の世界に入り、その後、歌手になりました。その道のりを振り返ってみれば、人間を語る、ということが私の仕事であったような気がします。今の世に何が必要か、この国に何が大切かを想いつづけ、一人の「語り部」として歌や芝居に取り組んできたつもりです。この本もまた、そうした気持ちから生まれたものです。