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NHK 番組表 プロフェッショナル 仕事の流儀「悔しさを、情熱に〜バレエダンサー・岩田守弘〜」

身長とかね、逆にいうと、ぼくの個性であって、ぼくに与えて貰った、やっぱり何ていうかな、与えて貰った身体なんですね。だから、それを利用して、他の人に出来ないようなことをやるようでなきゃいけない。そうすると、ぼくはぼくである価値があるんじゃないですか。

自分で俺は完璧だぜって言った時点で嫌な踊りですね。
そんなの見たくないと思う。僕は。
それは自己流になったらダメ。絶対。絶対ダメ。
のぼせあがるな。絶対のぼせあがるな。

バレエは体が動かないと表現できない。
だから、若いうちだけの芸術なんですね。
だけど、人間性とかは熟してくる。
それは年齢に伴ってくるものだから。
そういうのを僕らは踊りって言うんですね。

舞台では絶対その人のことが見えちゃう。丸見えですよね。
どんな人か、今何を考えているか、自分を格好よく見せるだけの人と、本当に格好いい人と、すっごい計算してるなあとか、やさしい人だなとか。
それは丸見えですよね。全部丸見え。

こういうのはすごくない。
これは派手なんですね。派手なので、何ていうのかな、装飾品。
ホントにすごいっていうのは、だから、出て来て、こう、ちゃんと立ってて、お客さんに何を訴えられるかっていうのが大切。

考えちゃうともう踊りじゃなくなるじゃないですか。

どんなこと考えることが多いですか?
神様助けて〜。

苦しければ苦しいほどいい。
そうすると、やっぱりあのう、磨かれていくんじゃないですか。外からも中からも。
でも、ぼくが思うに、人間っていいときが重なってるときて、あのう、結果がすごい出るけど成長してないと思うんですね。
悪いときに、絶対成長してる。いいことばっかりだと、あの、心が遊んじゃうんですね。
結局、役が貰えないとか、自分に辛いときっていうのは、逆にすごい、何ていうか、ご褒美、宝物なんですね。
そういうのやってきてずうっと続けてる人が本当に人を感動させられる踊りする人たちだから、ぼくもそこまでなれるかどうかわからないけど、そういうふうにいきたいと思うんですね。

今日のレッスンは大半を会話に費やしたいと思う。
最も大事なのはキャラクターのイメージをつかむことだ。
僕もそう思う。

(プロフェッショナルとは、)冷たい目で見られても、舞台がどんなでも、穴が開いていようが、寒かろうが、どんなときでも、どんな場所でも、周りがどんなでも、自分のすることをしっかり出来る人。

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http://d.hatena.ne.jp/d1021/20081203#1228296400(M・アレクサンドロワ)