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日下 公人氏 オバマ氏の下で再出発する米国

 では、オバマ氏は本当に「徳の実行者」へと米国を導くのだろうか。今のところ、そうは見えない。だから、彼は幕間のピエロなのである。「力の信奉者」という芝居が終わって、次の芝居が始まるまでの、幕間にピエロが出てきておどける。オバマ氏はまさにその役割を果たすのだろう。

 そんなオバマ氏を、日本人の評論家はどう評論するか。きっと誰も評論できないだろう。日本の評論家はみんな大学卒の秀才だから、右派か左派か、前か後ろか、善か悪かと、いつも二つに分けたがる。それを分析と称するけれども、それではオバマ氏は語れない。

 とにかく、1月20日オバマ氏が就任式と施政方針演説をして、まもなく暗殺されるだろうと、まことしやかにいわれている。もしそうなったら、オバマ氏はピエロでなく英雄になる。