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社説:オバマ時代 日本の有権者も「責任」を自覚しよう

 就任演説でオバマ氏は米国再建のため国民にも責任を求めた。これを今、麻生首相が言ったらどうか。恐らく「まず、政治家が顔を洗って出直せ」となるだろう。両者の違いは明白だ。オバマ氏には大統領選で大きな国民の支持を得た自信がある。一方の麻生首相は国民の信を問おうとさえしないのだから。

 つまり私たちは有権者が明確に選択するという形で、政権党と首相を交代させた経験はなく、自民党が勝手に首相を交代させるのを結果的に許してきたのだ。

「いつかは再編してくれるだろう」と政治家任せにするより、「政権党が行きづまれば別の党に代わる」という民主主義の当たり前の仕組みが日常的になることの方が先ではなかろうか。