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大前研一氏が大不況の経済界に特別提言 「メンタルブロックを破って商機を掴め!」|ビジネスに効果てきめん 使える心理学|ダイヤモンド・オンライン

 プロジェクトチームは行動派と慎重派、理想主義者と実務家など、異なるタイプの人間が混在したチームの生産性が高いものだ。複数でノーベル賞を取ったようなケースでは、発想する人間と証明する人間など、必ずといっていいほど性格が異なる組み合わせだ。

 苦手な人間、抜き差しならない関係というのは、他人がつくり出したものであることが多い。私がマッキンゼーにいたとき、どうも嫌いな人間がいた。ある同僚が入社以来よく私に彼の悪口を言い、また彼が私の悪口を言っていると言うのだ。次第に私も彼をいやなやつだと思ってしまっていた。

 人間関係というのは複雑だ。第三者が2人の仲を裂くこともあるし、初対面の誤解から苦手意識を持ってしまうことがある。でもそれは人生を狭くするだけで、絶対に損である。

 「心の中にあるフィルターを取り除いて、違う角度から見る、いろいろな光の中で見る」ということをしないとブレークスルーはできない。メンタルブロック状態からはなにも新しいものは生まれないのだ。

 日本人は旅行をしていても、メンタルブロックをしている。先入観を取り払い、自分の目で見ようとする人が少ない。

 私はそんな旅行は行く価値もないと思う。あるとわかっている場所を見て写真を撮って満足する。それはいわば確認旅行である。自分の旅行を自分なりに設計して探求していけば、なにか人生に影響をもたらすような新しい発見が必ずあるはずだ。

そういう生き方をすれば、すべてのチャプター(章)が発見で満ち溢れるはずである。