2009-01-29 ■ 政治 政治 発信箱:まゆつばモノの定数削減=与良正男(論説室) 一見、「その通りだ」と言いたくなる話だ。しかし、歳費削減はいいとしても、定数減らしは相当くせものである。なぜか。それは選挙制度の変更とセットになっているからだ。 実は自民、公明両党の利害が一致して狙っているのは中選挙区制の復活だと思う。それには「ちょっと待て」だ。 いざ小選挙区で負けそうで政権交代が現実味を帯びてくると、再びもとに戻そうというのだ。これを世間ではご都合主義という。 つまり、自分は落選せず、しかも、政権交代などせずに、永遠に与党でいたいということである。