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麻生首相:実用書を大人買い 「四書五経」遠い昔?

 敬愛してやまない祖父の吉田茂元首相もそうだったように、昭和の首相の多くは漢文の素養があり、論語など「四書五経」は必須の教養とされた。麻生首相が購入した本の書名を見る限り遠い過去の話になってしまったようだ。

中曽根氏は在任当時、首相にとっての読書の必要性についてこう語ったという。

 「サミットのコーヒーブレークでは、欧州の首脳たちが歴史的な著書の内容を引き合いに雑談を始める。あたかも教養試験を受けているようだった」

 また、宮沢氏は洋書に親しんでいた。交流のあった経済評論家の佐高信さんはこう振り返る。

 「作家の城山三郎さんが『宮沢さんは文学が分かる人だ』って喜んだことがあった。初期の短編集『イースト・リバーの蟹』を贈った際に、(フランスのノーベル賞作家である)アナトール・フランスみたいだって言われたよ、と話していた」