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タカラヅカ・スカイ・ステージ|アンコール!宝塚・スターの小部屋#44

白城あやか


色んなたくさん教えて頂いて、たぶんあの時期私はすべてあのうシメさんに言って頂いたこととか舞台の上で教えて貰ったこととかを、たぶんすべてわかっていなかったし、出し切れていなかったし、だから、その時期に、あのう、一緒に一緒にっていう気持ちだけで、あのう、ここを卒業してしまっていたら、すごくやっぱり後悔していたと思うし、ああ、どれだけ有り難いことをたくさん教えて貰ったかって、今ホントによくわかるし、あのう、だからホントに今でよかったっていうのと、あのう、何かこれでシメさんに恩返しできたんじゃないかなっていう勝手に思ってるんですけど。


勿論いつでも作っていく段階ですごく苦しいし、あのう、壁に何回もぶつかったりとかして、あのう、楽しいって感じることって殆どないんですね。そうですね、マリコさんと組ませて頂いた作品ぐらいからその少しずつ舞台に立って「あ、嬉しいな」とか拍手して頂いて「すごく嬉しいな」とかそういうことを感じる余裕が出てきたっていうか、お芝居する上でも役を作っていく上でも、あのう、何て言うんだろう、変な迷いとかなく、あのう、「あ、こうだこうだ」って思ったことを素直にこう出せるようになってたし、作っていく段階も速かったし、だからどんどん深く深く深くっていうこともより出来た作品だったと思います。


最近よく思うのが、ええと、その年代がそうだったのかもしれないのですけど、高校を出てからも、そのう11年間ていうか、あのう、それまでこう自分てどういう人間なんだろうとか、あのう、自分の長所短所は何となくわかっても、そこまでこう人に指摘されることもまずあまりないでしょうし、で、その自分の短所のせいで行き詰まってしまったりとか、そういう壁にぶち当たったりとかって、ホントにそういう思いをすることって、普通に、あのう、何て言うんだろう、高校卒業してOLとかやって働いていたら、たぶんそこまで自分のことってよくわからなかったんじゃないかなと思うんですけど、宝塚っていうのはもう本当に400人近い女性がたくさんいて朝から晩まで仕事場も帰ってからも寮で一緒だったりとかして、色んな女性と接してその中で自分のことがすごくよく見えてくる。人もよく見えるし、だから、あのう、そういう宝塚にいたから自分のことがよくわかれて、おかげでこれからそのここを卒業しても、何て言うんだろう、自分の良いところ悪いところってすごくよくわかるんで、あのう、選ぶにももしかしてあまり失敗がないかもしれないし、進んでいく方法もうまくこう自分に合った方法を見つけることができるかもしれないし、そういう意味ではすごくいい勉強をさせてもらったところですね。

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