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福井雄三『板垣征四郎と石原莞爾』の序(一)

大陸のいかんともし難い閉塞状況と混迷に終止符を打ち、最終的安定をもたらすためにとられた政治的軍事的解決――それが満州建国であったという考え方です。「1931年に起きた満州事変と、1937年に起きたシナ事変は、まったく別個の事件であり何の関係もない」と著者は書いています。

 盧溝橋の一発ですべての理想は空しくなりました。しかし本書が示している通り、満州という「五族協和」の理想は、あの時代の日本人が時刻の国防だけを考えていたのではなく、大陸の混乱を救おうとした道義的介入の結果にほかなりません。

この理想通りやればよかったのだが、「愛国」を隠れ蓑にして野心を遂げようとする者がおって、それが産経一派と重なるわけだ。
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