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【幕末から学ぶ現在(いま)】東大教授・山内昌之 清河八郎

至誠の志士となるには、どこかに私心がありすぎるのだ。

清河のスター性は、「懸河(けんが)の弁」としか言いようのない雄弁と意表をつく構想力、悪く言えば“はったり”の迫力で他を圧していた。

しかし雄弁家は外交や政治でも時に訥弁(とつべん)や寡黙の士にかなわない。

 しかし清河のような“張子のスター”をピエロと見切り、自分は舞台の袖で出番に備える本格派のスター(岩倉具視大久保利通)も現代にいないとはかぎらない。このあたりが政治の怖いところなのだ。

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