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【グローバルインタビュー】世界における日米の役割は大きい 米シンクタンクAEIのマイケル・オースリン常任研究員

 「オバマ大統領の例にみられるように、野党にいるときと権力を持ったときの対応には常に違いがある。深読みしすぎないほうがいいと思う。米国の有識者らはすでに多くの民主党議員と接触し、議論もしてきている。現時点で同盟関係そのものについては心配はしていない」

 「日米関係の重要性にかんがみると、米国の指導者が日本の指導者と話し合える関係を築くことは大事だ。われわれは日本の指導者たちの考え、立場、懸念を理解する必要がある。それが小沢氏であれ、民主党であれ議論することは必要だ」

 「日本の歴史を振り返ると、日本国民は変化が必要なときには困難な選択をしてきた。日本国民がいまの自民党に満足していないことは明白だ。民主党にチャンスを与えるかもしれない。民主党が失敗したら、だれかほかの人に機会を与えることだろう。それが民主主義だ。日本の政治システムは強固であり、前向きにとらえるべきだ。解決すべき問題が多いことは確かであるが、人々はなんとかしようとしている。懸念すべきことではない」

 「日本は内向きになるべきでない。日本は世界でおこっている多くのことに関与している。米国との同盟関係を通じ、国連を通じ、あるいは東南アジア諸国連合ASEAN)を通じて、多くの活動に従事している。中国にその役割を期待することはできない。中国の社会構造は全く異なっており、世界で果たす役割も異なる」