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「小沢一郎」も小粒になったねぇ

 この事件で小沢(一郎・民主党代表)の去就が、騒がれてきた。しかし、まだ秘書が逮捕、起訴されたとはいえ、有罪にもなっていない。そんな時点で、かつては角栄の秘蔵っ子として権勢を誇ったキングメーカーが、今は「辞める」「辞めない」と右往左往している。

 世間、もしかしたらマスコミだけかもしれないが、あの東京地検特捜部がついに乗り出したのだから、「ヤツはクロ」と見ているのだろう。しかし、小沢という政治家をよく研究していれば、迂回献金で簡単に足がつくようなヘマをしでかす男でないことは、十分に分かるはず。

この献金に贈収賄性を問おうとするなら、企業献金の形を見せていない理由こそ、究明する必要がある。その理由が贈賄でなければ、単なる秘書の形式犯にすぎない。

だが、この事件が秘書の逮捕、起訴で一段落してしまった時点で、検察の形勢は不利と見ざるを得ない。特捜は機会を失い、失点を重ねたことになってしまうだろう。

もはや日本には、特捜が乗り出すような大事件を起こす“大物政治家”がいなくなった、というのが実態だろう。

 小泉(純一郎)は世襲議員ではあるが、郵政改革を命を賭す覚悟で行う、と言った。小泉を支える人間たちも、そうした気概があった。彼の言葉はハッタリではなかったと思う。小泉改革の歪みばかりが、今は盛んに言われているものの、覚悟と信念を持って事に臨んだ点は評価されてしかるべきだ。

ライブドア事件も本来は金融庁が証券監督行政としてやるべきものをやっただけ。

一家言あり、行動力もある経営者は70代や80代ばかりで、現役ではあまり見かけない。

昔の経営者に迫力のある人が多かったのは、なんといっても戦争で死に直面したからだろう。

自分が守りぬくと決めたものには、命を懸けることもためらわない。一度、死を覚悟した人間は強い。

やっぱりね、弁護士といえども一流どころはちゃんと見ておるねえ。
小沢が小粒になったのは、ヤスモンの政治家に合わせるようになったからだ。
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