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“厄介な新人”が増える原因は職場にある 皆で迎え入れ、皆で育てる職場に変えよう!|不機嫌な職場の治療法|ダイヤモンド・オンライン

 新入社員研修のときはワクワクしていたのに、現場に入ったら何か違う。職場に活気がない――。そう感じている新人もいるのではないでしょうか。

 最近、増えていると言われているのが、「自己アピールをしたがる若手社員」です。

 しかし実際には、社会人としての基礎的なマナーが身についていなかったり、工夫と言っても仕事の押さえ所や求められる品質がわかっているわけではありません。

 確かに、理屈っぽかったり、ITリテラシーが高かったりと、「新人にしては一見、仕事を効率的にこなしている」と見える者もいるでしょう。

 しかし、彼らはまだ“お客さん”を知らない。お客様に対しての責任や、「お客様からお金をいただくということがどういうことなのか」を実感していないのです。

 私はそう思い、あるとき結構しっかりしたノートを買って来て、そこに仕事の仕方、周囲との関係作り、自己研鑽など、学んでほしいテーマを数ページごとに書き入れて、彼に渡しました。

 同時に、そうやって「お前のことちゃんと見ているから」「一つ一つきちんと教えるから」というメッセージを出すことが、何より大切だと思います。

 一方で、こんな若手社員も増えているという話を聞きます。

 何を聞かれても、「やっています」「大丈夫です」と答える。確かに仕事は一生懸命やっている。でも、自分からは何も聞いて来ない。そつなくこなしているが、それ以上のことは何もやろうとしない。

「新人なんだから当たり前じゃないか。ちょっとでもわからなければ聞いて確認することが、今は一番大切なんだよ。逆にわからないことをそのままにして、お客さんに迷惑をかける方が、よっぽどダメな働き方なんだよ」

 しかしこの一件は、むしろ「彼の問題よりも周囲の問題の方が大きいな」と深く反省しました。彼が「わかりません。教えてください」と素直に打ち明けるのをためらう、そんな雰囲気を作っていたのだと思います。

 アピールしたがる部下も、引きこもる部下も、実は「根底にあるものは同じ」です。自分が受け入れてもらえるのか、自分が認めてもらえるのか――。そんな不安感が根底にあるのだと思います。

「新しい社員が入って来たら、皆が寄って行って、どこから来たのか、今まで何をしていたのか、家族はいるのか、何に興味があるのかなどを聞くのが当たり前じゃないのか」と彼らは不思議がります。

 会社だけでなく、近所に引っ越しして来た人に対しても同じ。その人が挨拶回りに来る前に、近所の人が「よく来たね」と訪ねて行く。「それが“迎え入れる”ということなんじゃないのか」と。

 新入社員が素直になり、自分の至らなさを実感できるようにするためには、「弱さもちゃんと出していいんだよ。受け入れるよ。仕事は厳しく教えるけど、仲間として暖かく迎えるよ」というメッセージを、ぜひとも伝えて欲しいと思います。

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