2009-07-13 ■ 言葉 言葉 第13回 その文書、主語はいったい誰なのか? 組織にはいってしばらくすると、 「主語」が言いにくくなる、もしくは消えてしまうのは なぜだろう?これは、ひと言で言って、 「関係性の中の自己」の把握に悩むからだ。 高校生の場合、自分の過去の経験や、現在の想い、 将来の展望などを、じっくり時間をかけて洗い出し、表現し、 「今まで生きてきたほかのだれでもない自分」がつかめると、 おどろくほど実感のある、人に伝わる文章を書くようになる。 一方、社会人の場合は、自分探しでなく、 「関係性の中での自分の立場の発見」に悩む。