【グローバルインタビュー】鳩山氏に2つの課題 セーチェーニCSIS日本副部長
「同盟関係のなかで『対等』が何を意味するのか知りたい。日本が米国との二カ国問題、地域的な問題、世界的な問題に取り組むために、主体性を発揮して、米側にも多くのアイデアを提案してくるというならすばらしいことだ。『対等』が日米の同盟関係に背を向けたものだったり、同盟の将来に向けて何の考えもないものだったりしたら、建設的なこととはいえない」
鳩山氏はオバマ大統領との電話会談などで、新政権発足後は日米同盟を基軸としていくことを明確に伝えた。ニューヨーク・タイムズへの寄稿で、『米国主導のグローバリズムの時代は終焉(しゆうえん)した』、『冷戦終焉後、米国が推し進めてきた市場原理主義、金融資本主義が破綻(はたん)した』などと言及したことに対し、米側で困惑が出ていただけに、鳩山氏の発言は新政権の今後に希望を与えるものといえる