平野貞夫の国づくり人づくり政治講座 第31回 《『政(まつりごと)の心』を求めて》 第18回 ―「 日本の議会政治の反省(10) 」―
鳩山民主党政権が安定して健全な政治が展開できるよう、心ある国民が祈るような気持ちでいるところに、武村正義氏や田中秀成氏らがマスコミで、小沢一郎の「二重支配」を強く批判しだした。
これは、民主党内にある「反小沢グループ」が、鳩山政権から小沢排除を実現するために仕掛けた世論づくりであった。テレビ朝日のスーパー・モーニングを中心に、露骨なキャンペーンが続けられ、「小沢悪者論」がマスコミにあふれた。何時ものことではあるが、歴史の事実を曲げてまで小沢を排除して、民主党は政権を維持できるのだろうか。
ものごとには不思議なことがあるもので、二日後の9月24日夜、私が新宿で“経営者の勉強会”と“マスコミ関係者の会合”を梯子で「これからの政治はどうなるか」をテーマに講演し、ひと休みしているところに、朝日新聞大阪本社代表の池内文雄氏から電話が入り、「細川元首相が探している」とのこと。
同夜、細川・池内両氏で会食をし、そのとき細川政権樹立の経過が話題となり、正確な事実関係を知りたいとのことで、私を探していたらしい。
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