密室での検察官による執拗(しつよう)な取調べや追及、そして情報もなく、世間から遮断された生活が一週間、二週間と続くと、精神的なバランス感覚、平衡感覚を保つことができなくなる。勾留されている間、話し相手は検察官のみであり、時間が経つにつれ、検察官が優しく見えてくる。こうなってくる時が危ないのである。
石川代議士には堂々と信念を持って、検察官と相対して戴きたい。冤罪をつくらせない為にも、検察官の誘導に乗らないことである。経験者として、ただひたすら権力と闘ってほしいと祈るのみだ。
こうしたことを考えるにつけ、やはり取調べの全面可視化が絶対必要であると感じる。読者の皆さん、国民の皆さんには、是非ともこのことをわかってほしい。