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皇太子さま50歳会見全文(上)「象徴」求め続ける

 ご質問の冒頭にあった「天命を知る」という孔子の言葉は、自分がこの世に生まれた使命を知るという意味ですが、単に知るだけではなく、この世のためにいかす、つまり、人のために尽くすという意味を含んでいるように思います。孔子の言葉といいますと、確か天皇陛下が50歳になられた時の会見で、「夫子(ふうし)の道は忠恕(ちゅうじょ)のみ」との孔子の言葉で質問に答えていらっしゃいます。


 「忠恕」とは、自分自身の誠実さとそこから来る他人への思いやりのことであり、この精神は一人一人はもとより、日本国にとっても「忠恕」の生き方が非常に大切なのではないかとおっしゃっておられます。「忠恕」と「天命を知る」という教えに基づいて、他人への思いやりの心を持ちながら、世の中のため、あるいは人のために私としてできることをやっていきたいと改めて思っております。

 また、教えと言えば、大学を卒業の会見の折にお話ししていることですが、歴代天皇のご事蹟を学ぶ中で、第95代の花園天皇が、当時の皇太子、後の光厳天皇にあてて書き残した書に、まず徳を積むことの重要性を説き、そのためには学問をしなければいけないと説いておられることに感銘を受けたことを思い出します。


 そして、花園天皇の言われる「学問」とは、単に博学になるということだけではなくて、人間として学ぶべき道義や礼義をも含めての意味で使われた言葉です。私も、50歳になって改めて学ぶことの大切さを認識しています。

 50年というと、すなわち半世紀ですので、その年月には重みがあります。日本はこの50年の間に、著しい経済発展と社会の大きな変革を経て大きく変わりました。現在、冬季オリンピック大会がカナダのバンクーバーで行われておりますけれども、私の最初のオリンピックの記憶は昭和39年の東京オリンピックにさかのぼります。


 そして、その後の万国博覧会などを通じて、小さいころより戦後の日本の発展、世界の中の日本を体験してきました。同時に、両陛下から、私が生まれる以前の時代のことなどについても折々にお話を伺うことができたことはとても有り難いことでした。そして、私自身も公私両面で、大きな変化を経験してきました。

 「天命を知る」年齢に達するに当たって、両陛下を始めこれまでお世話になりました多くの方々へのご恩を忘れず、更なる自己研鑽に努める気持ちを新たにしております。それとともに、ご高齢になられた両陛下をお助けしていくことの大切さにも思いを強く致しております。

 「象徴天皇」の在り方を含めた公務に対する考え方についてのご質問ですが、私は、これらの点については、陛下が繰り返しお述べになってこられたところ、すなわち、過去の天皇が歩んでこられた道と、そしてまた、天皇は日本国、そして国民統合の象徴であるとの日本国憲法の規定に思いを致して、国民と苦楽を共にしながら、国民の幸せを願い、象徴とはどうあるべきか、その望ましいあり方を求め続けるということが大切なのだと思います。

 「時代に即した新しい公務」については、この50年の間に日本社会が大きく変化しましたが、この変化は将来も続くものであり、変化に応じて公務に対する社会の要請も変わってくることになると思います。そして、社会の新しい要請にこたえていくことは大切なことであると考えております。


 かつて、私は今後の関心ある分野として水の問題や環境問題、子どもと高齢者に関する事柄などを述べたことがありますが、これらの分野に限らず、新たな公務に対する社会の要請は出てくると思いますので、これらの公務に真摯に取り組んでまいりたいと思っております。

皇太子さま50歳会見全文(中)雅子さまのライフワークに協力

皇太子さま50歳会見全文(下)「国民の中に入っていく皇室」

 そのようなときに何よりも大切なのは、寛容の精神を持ち、他の人々を思いやり、互いに助け合う気持ちだと思います。阪神・淡路大震災の際にも、国の内外を越えて、多くの人々から支援の手が差し伸べられました。ハイチの地震でも同じだと伺っています。そうした思いやりの気持ちを持ち続けながら、一日一日を大切に過ごし、必要なときには実際に行動に移していくことが大事だと思います。


 また、この1年は、内外の経済面での難しさと、それに伴う国民の厳しい状況への思いが強かった年でもありました。皆様が共に手を携えてこの困難な状況を乗り越えていかれることを心から願っております。


 こうした状況を考えると、この会見の冒頭で述べた言葉に戻ることになりますが、「忠恕」のうちの「恕」、すなわち他人への思いやりの心を持つことが、これからの世の中でますます大切になってくると思えてなりません。

先ほど公務に対する考え方の質問の中でもお話ししましたように、天皇は日本国、そして国民統合の象徴であるとの日本国憲法の規定に思いを致して、そして国民と苦楽を共にしながら、国民の幸せを願い、象徴とはどうあるべきか、その望ましい在り方を求め続けるということが大切なのだと思います。


 その意味で、私が20年以上前に述べた、国民の中に入っていく皇室、そのためには、できるだけ多くの国民と接する機会を作ることが必要であるという考え方は、今でも変わってはおりません。

 それから、達成度ということについては、その当時も、途中の段階であるというふうに申し上げたと思いますけれども、先ほど50歳に当たって、更に学ぶことの大切さということを申し上げましたとおり、道はまだ半ばであるというふうに、今でも申し上げられると思います。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20090410#1239313026
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100109#1263007710
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20080404#1207298478


皇太子さま誕生日会見・全文


実況 ◆ テレビ朝日 22286 はぐれ刑事純情派

皇太子・・・俺より若々しいじゃねーかorz @27

皇太子はブサイクなのにかっこいいなw

皇太子様好きだわ

なんつうか若々しいオーラが漂っているんだが

皇太子殿下はエライとおもうよ留学中もまじめにすごして
それに比べて高円宮の娘は…

皇太子様は凛々しく漢だわな