車部品メーカー淘汰の時代にベアリング世界一を狙う 日本精工社長 大塚紀男 | 短答直入 | ダイヤモンド・オンライン
二つの大きな変化に対応することだ。その一つは環境技術。ハイブリッド車では当社のビジネスに大きな影響はない。しかし、エンジンやトランスミッションがなくなる電気自動車では、ベアリング(軸受け)の総需要量が1台当たり半分になる。次なる需要を掘り起こさなければならない。
もう一つはボリュームゾーン。これまで主力市場だった先進国が求めた「高機能・高価格」だけでなく、今後成長する新興国が求める「中機能・低価格」へと、ものづくりの発想を転換させる。そこでは世界4極に開発拠点を持つ強みを発揮していく。