英国のブラウン首相はこれまで、銀行救済に必要な資金は銀行自身が負担すべきとの考えを表明してきた。ダーリング英財務相は24日議会で、世界的な銀行税を導入する必要性に賛同する国は増えていると述べた。
米国では年率0.15%の金融危機責任料徴収が検討されている。
銀行税の導入はドイツでも検討されている。財務省はすべての銀行に救済基金への資金負担を義務付けることを提案。負担額は銀行の規模や金融システムに対するリスクの大きさによって定められるとしている。この件に関してショイブレ独財務相は24日、総額10億ユーロの資金が集められると発言した。