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米政権が核戦略見直し発表、NPT順守の非保有国に核不使用

 核抑止力への依存低下を求める内容のNPRは、ロシアとの第1次戦略兵器削減条約(START1)の後継条約署名を8日に、また、オバマ大統領主催の核安全保障に関するサミットを来週に控えるなか、核軍縮に向けた機運を高める可能性がある。

ただ、オバマ政権のNPRは、保守派からは米国の国家安全保障を危機にさらすと批判され、リベラル派からは一段の軍縮を期待していたとの失望の声が上がる公算が大きい。

 新たなNPRのもと、米国は初めて、非核兵器保有国に対して核兵器を使用しないとうたった。ブッシュ前政権のNPRは、生物・化学兵器による攻撃に対する先制攻撃または反撃として核兵器の使用もあり得るとしていた。


 ただ、オバマ政権のNPRには、核攻撃を行わないのは核拡散防止条約(NPT)を順守する国に対してという条件がついており、イランや北朝鮮が対象とならない可能性を示した。

「世界的な核戦争の脅威は遠のいたが、核攻撃のリスクは高まった」

 オバマ政権は、米国が核兵器の使用を検討するのは「極端な状況」のみだとし、新たな核弾頭の開発は行わないと確約した。