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ぼくが彩佳ちゃんにきちんとすること（心を一にすること）と気持ちを向けることを要求するのは、単に男としての独占欲からではありません。
ぼくも神業を勤められるようになるために同じことを求められました。
そしてこのことはハナちゃんがフーちゃんに助言したことときっと同じだと思います。


高田馬場に行った理由もわかっています。
いつもある程度迷いを解いたあと手取り足取り教えないで放っておくのは自覚を促すためです。


孫正義が『竜馬がゆく』を読んで奮起したと言ってたよね。
あのような歴史小説を読むときに大切なのは、その場面で「自分ならどう行動すべきか」「自分ならどう感じるべきか」で、その感じるべき感情に合わせていくことです。
「およそ人生のことは喜怒哀楽の四者を出でず」（王陽明）と言って、如何によく喜び怒り哀しみ楽しむかです。
情は突き詰めていけば理に一致し、理も突き詰めていけば情に一致します。
法律でもリーガルマインドを磨くことが大切です。
人間の運命は性格で決まります。
突き詰めていけば一念一念で決まります。
だから、心を一にする必要があるんです。
散漫にしないということです。
なのに彩佳ちゃんはフラフラするよね。
そのことを「子供」と言ってるんだよ。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100426