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中国 およそ3年ぶりの利上げ NHKニュース

20日から、▽銀行の貸し出し金利を今の年率5.31%から5.56%に、▽預金金利は年率2.25%から2.5%に、それぞれ0.25%引き上げるということです。

中国では、年率10%前後の高い経済成長が続くなか、不動産市場でバブルへの懸念が強まっているほか、消費者物価指数の上昇率もここ2か月続けて政府の今年の目標の年率3%を上回っています。こうしたなか、中国人民銀行は、さきに大手銀行6行を対象に預金準備率を引き上げる引き締め策を行ったのに続いて、政策金利までも引き上げることで、景気の過熱を抑え、インフレを未然に防ぐねらいがあるものとみられます。

中国が約3年ぶりに利上げ、資産価格・物価上昇への懸念を反映

 エコノミストの間からは預金金利の引き上げを求める声が出ていたものの、複数の中国政府高官から、物価上昇は制御下にあり、利上げにより海外からの投機的な資金の流入が加速する恐れがあるとの発言が相次いでいたことから、この日の利上げは驚きをもって受け止められた。

 クレディ・アグリコルCIB(香港)のシニアエコノミスト、ダリウス・コワルスジク氏は「21日に発表される国内総生産(GDP)統計とCPIが強過ぎると予想されるため、このタイミングで利上げを実施したとみられる」と述べた。