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“悪いドル高“の兆候

QE2は長期債を買い取ることで長期金利を下げるはずが 当局の意図とは逆の展開になった。ドル長期金利は マーケットのインフレ期待感を示すインディケーターゆえに 投資家が量的緩和という金融政策の合併症であるインフレを長期的な視野に入れてきた証拠であろう。政策不信による悪いドル高の典型だ。

さて、足元はドル高に振れて株安 商品安。


金価格も1400ドルを再び割り込んだ。


この程度で調整という言葉も使いたくないが 急騰後の束の間の反落局面である。ドル高が“悪いドル高”にとどまる限り金には大きな下げ材料とはならない。“良いドル高”即ち 米国経済本格好転によるドル高となれば 金には本格的売り材料になるのだが。