【萩原麻未さん優勝】「びっくりで、実感わかない」ジュネーブ国際音楽・ピアノ部門
「今もびっくりしていて、まだ実感がわかない。今回弾く機会を与えてもらって、それだけでうれしい。弾いている時は無心だった。(自分の演奏が)良かったかどうかは自分では分からなかったけれど、周りから良かったと言われた」
審査員を務めた岡本美智子・桐朋学園大教授は「天性の自然な音楽性と将来性を評価して満場一致の1位でした」と話した。
演奏したのはラベルのピアノ協奏曲ト長調。高度な技術と楽曲の深い理解が求められるが、滑らかにやわらかく弾きこなし、観客を魅了した。
パリ国立高等音楽院に留学。今年6月、首席で卒業した。
「いつもこれが最後と思って弾いています。緊張して、演奏後はどう弾いたか覚えてません。ツメもけがしてたし、終わるとくたくたで楽屋で寝ちゃいました」
「私なりに納得のできる勉強をしていきたい」
十九日、電話取材に応じた萩原さんによると、コンクールは想像以上に過酷だったという。「今まで経験したことのない重圧」が襲い、決勝までほとんど眠れなかった。それでも「今できる音楽を出しきるしかない」と、培った自分の音楽を信じ、演じきった。
終了直後に楽屋で寝入ってしまい、呼ばれて起き出したら、結果は優勝。今後「恥ずかしくないだけの勉強を積まなければ」と、うかれる様子はまったくない。
広島市 萩原麻未さんが ジュネーブ国際音楽コンクール 優勝!日本人では初
「本当に想像していなかったので、ビックリして
私の名前が呼ばれているのかどうか、把握できなかったので。
今もびっくりしていて、まだ実感がわきません。
今回弾く機会を与えてもらえて、それだけで嬉しいです。
コンクールが終って、自分の未熟さに気が付いたので
また勉強していきたいです」
ジュネーブ国際音楽コンクールピアノ部門で萩原麻未さんが優勝 ピアノ部門では初の快挙
「音楽という存在に対して、なんか自分の存在は、本当に消えかけたものだと思うから。そんな自分でも、音楽のすばらしさを伝えていけたらいいと思うんですけど」
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20101119#1290157570
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