また、FTAやTPPは地域限定の自由貿易協定であるので、現実的には「地域限定排他貿易協定」と言うべきものであるので、そもそもWTOが持っている「自由・無差別・互恵」の理念に反するとも述べています。WTOの理念は、戦前のブロック経済化が第二次世界大戦を導いた反省の元に成り立っているので、ブロック化を促進するような排他性が入り込む協定は日本がとるべき道ではないとも。
「互恵」
質疑応答では、TPPの為替への影響。アメリカの戦略。(斎藤やすの議員の質問) 日本はどのような外交をするべきか。(田中真紀子議員) スイッチが入ったように一斉に同じ論調になるマスコミをどう思うか(小林興起議員)等、多くの質問が出ました。
日本の外交は、スーパーマンではなくドン・キホーテを目指すべきと指摘。スーパーマンは腕力が強くて一人で何でもできる。ドン・キホーテは、人の痛みを知り、他人に依存することを知っている。21世紀を生き抜くには、このような姿勢が必要ではないか。またねマスコミは本来「王様は裸だ」というのが仕事であるのに、現状はだらしなさが露呈されていると指摘しています。
「TPSEP(環太平洋戦略的経済連携協定)」。