2011-05-12 ■ 政治 科学 政治 科学 独「21年までに脱原発可能」 政府の委員会報告案 ドイツ政府が福島第1原発事故を受けて設置した「倫理委員会」は「2021年までの脱原発が可能だ」と提言する報告書案をまとめた。 報告書案によると、ドイツ国内には17基の原発がある。このうち、福島事故を受けて安全検査のため一時停止している旧式の7基と、ここ数年の事故多発で停止している北部のクリュンメル原発の計8基は稼働再開をしない。残りの原発も段階的に完全停止することを提言している。 同政府は、原発の代替として、天然ガスによる火力発電を拡充。さらに、風力など再生可能エネルギーへの転換を促進する。