- 作者: 武谷三男
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 1996/05/31
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- 作者: 武谷三男
- 出版社/メーカー: 岩波書店
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データだけではない。論理がいかに大切かを訴えつづけた。1995年のビキニ水爆実験後、放射能(放射線といってほしいが)の影響が人体許容量の範囲内として膨大な観測結果を示す米原子力委員会に対し、許容量の概念は加害責任の回避に通じるとして論理的誤りを指摘、後に米学会を動かした。
それがその後、公害を因果関係ではなく、企業の安全確保義務に基づく過失責任で問う論理としても確立されていく。
「根底には独自の『技術論』がある。安全性の証明がないと技術といえないという自明のことが論理的に明らかにされ、幅広い活動につながった」