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広まる「米国デフォルト観測」は杞憂か、的中か? “ひょうたんから駒”で世界恐慌が再来する可能性|今週のキーワード 真壁昭夫|ダイヤモンド・オンライン

 財政状況の悪化に苦しんでいるのは、わが国や一部の欧州諸国だけではない。世界の覇権国である米国も急速に財政状況が悪化しており、すでに5月の時点で国債発行の上限である14兆3000億ドルを使い果たしてしまった。


 つまり、現在の枠組みでは、これ以上国債を発行できない状況に追い込まれているのである。


 オバマ政権は、議会に対して発行上限の引き上げを要請しているのだが、今のところ、野党である共和党の強い反対で引き上げのメドが立っていない。8月までは、何とか特別措置などでやりくりはつけられるものの、それ以降は、政府の資金繰りが行き詰まる可能性も否定できない。最悪の場合には、既存国債の償還ができないことも想定される。

 そうした国=連邦政府の財政状況の悪化に加えて、州政府の状況はさらに悪化している。