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宮田秀明 リチウムイオン電池産業を第3の基幹産業に

 私たちが基本設計のお手伝いをしようとしている三陸メガソーラータウンにとっても、最大の目玉はリチウムイオン電池による大規模蓄電技術である。人口2万人の都市に100メガワット〜300メガワットのソーラー発電所を建設する。同時に、その建設費用の2〜3割を充ててリチウムイオン電池を使った蓄電ステーションを設ける。蓄電池の規模は200メガワット時から600メガワット時ぐらいになるだろう。

 代替エネルギー案としては、様々な技術がある。地熱発電潮汐発電、波浪発電、海水温度差発電などだ。エネルギーの蓄積技術としては液体水素の形で貯める方法もある。しかし、これらの技術の中から生き残るのは太陽光発電風力発電と、リチウムイオン電池による蓄電の組み合わせであろう。