依頼者のおかしな主張に従順な弁護士ということです。つまり、どう考えても、同業者からみて、言い掛かりにしか見えない依頼者の主張を、プロの法律家がそのままなぞっているという形なのです。
つまりは、当該紛争での妥当な決着点、依頼者にとって現実的に最良の解決を認識すること、それに向かって依頼者の説得すること、の二つの能力が欠落しているととれるのです。
これはいうまでもなく、当事者にとっても紛争の最良の解決にはならない、ということです。
もちろん和解交渉にも一切応じないばかりか、もはや交渉する「共通言語」すら持ち合わせていないように、先輩弁護士たちが感じる場合がある、ということなのです。
ポストモダンな法学者の影響も。
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