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NY市場サマリー(25日)

<為替> ドルが対ユーロで約5週間ぶり安値をつけた。米連邦準備理事会(FRB)はこの日、これまでの想定よりも長期にわたって異例の低金利を維持する方針を明らかにし、追加緩和の用意があることを示唆した。バーナンキ議長は連邦公開市場委員会(FOMC)後の会見で、景気が一段と悪化すれば国債買い入れを通じた追加緩和を検討する可能性があると述べた。


フォレックス・ドット・コムの首席為替ストラテジスト、ブライアン・ドーラン氏は「資産買い入れに関するバーナンキ議長の発言は、量的緩和第3弾(QE3)が選択肢として残っていることを意味する」とし、これが一段のユーロ高を誘ったと指摘した。


円は、2011年の日本の貿易収支が31年ぶりの赤字となったことを材料に一段安となった。

<債券> 10年国債の価格が上昇。FRBが少なくとも2014年終盤まで政策金利を異例の低水準に据え置く方針を示し、景気てこ入れに向け、利上げ時期の見通しをこれまでと比べ大幅に後ずれさせたことが材料となった。

<株式> 相場は上昇。前日引け後に発表されたアップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)の決算が過去最高益となったことに加え、FRBが異例の超低金利政策を少なくとも2014年終盤まで長期化する方針を示したことが追い風となった。

金先物> FRBによるゼロ金利政策の延長方針表明を受けて急反発。中心限月の2月物は、昨年12月上旬以来1カ月半ぶりに1オンス=1700ドル台を回復した。


この日は当初、前日までの急伸を受けた利食い売りや調整売りが目立ったことや、インドや中国の需要の買いが鈍ったことが金相場を圧迫。また、ギリシャ債務削減をめぐる交渉難航からドル高が進んだことを背景に、ドル建ての金相場は相対的な割高感から売られ取引序盤は、売り優勢の地合いが続いていた。